HS闘技場ヒーロー解説、前置きとローグ編

記事を書くにあたってプレイヤーの実力と記事の背景にある環境をしっかり明示しておいたほうが読み手の取捨選択がしやすくなるって言うのを昔聞いたので、自分の平均勝ち数と環境を最初に書くことにしました。
この記事の背景環境はLOE環境。
闘技場平均勝数は7後半から8程度です。12勝率は18%くらいだった気がします。


これから1年くらいハースストーンもtwitterもあまりやることが出来ないので色々書いておこうかなと思います。
元々このブログはDMやってた頃のブログでそれなりにエントリーもあったのですが、連絡用に書いた記事等も多かったので思い出深い記事以外は消しました。残してる一番古い記事なんて僕が中学生の頃の記事だと思います。なんだか感慨深いものがありますね。

こんな感じでグダグダ書いてても仕方がないのでそろそろ本題に入ります。

アリーナにおいてヒーロー選択はとても大事です。どれだけ強い人でも毎回プリーストを使っていたらいつもと同じ成績を出すことは出来ません。
じゃあ今(LOE環境)のアリーナのヒーロ―の強さってどうなってるかというと

ローグ>ウォーロックパラディン>メイジ>ドルイド>ウォリアー>シャーマン>ハンター>プリースト

って感じで、ドルイドとウォリアーの間にかなり大きな差が、ウォーロックパラディンの間にそれなりに大きな差が空いています。

個人的には

上位2ヒーロー:ローグ,ウォーロック
次点:パラディン
中位2ヒーロー:メイジ,ドルイド
下位ヒーローの上:ウォリアー,シャーマン
下位ヒーローの下:ハンター,プリースト

と分けています。
パラディンが2番目と考えている方もまあまあ居ると思うのですが、確たる理由があってウォーロックが2番目です。その辺の理由は後でヒーローごとに色々と書くのでそこで書きます。
ちなみに、海外の配信者の作ったTierでパラディンが2位なのでパラが2番目では?という質問がありそうなので先に書いておきますが、海外の配信者の方でウォーロックを理解している方がほとんど居ない(僕は見たことがない)のでそうなっているんじゃないかと思います。ADWCTAの点数表もウォーロックは首を傾げる部分が多いです。

これだけで終わらせても仕方がないのでヒーロー個別で記事を書いておこうと思います。今回はローグです。

ヒーローの強さはその時のボーナス(最新セットのカードが出やすくなる仕様。確か1.5倍くらい。間違えてたらごめんなさい)で大きく変わるので横にボーナスのかかっているコモンも書いておきます。

ローグ(ボーナス:墓荒らし,ピットスネーク)

最も強いヒーローで、相性の悪いヒーローは存在しません。特筆して相性のいいヒーローにパラディンがいます。その相性差はパラディンキラーと言ってもいいほどです。

ローグが目指す勝ち方はテンポバーストと形容できる勝ち方で、相手がプレイしたカードを相手の使用したコストより少ないコストで対処することで差を広げ、ボードを支配していきます。

その戦略を可能にしているのは非常に強力な軽いクラスカードとヒーローパワーです。
コモン帯に存在する8枚(死角からの一刺し,致死毒,ゴブリンの自動散髪機,バッカーニア,ディファイアスの親方,昏倒,腹裂き,アンダーシティの勇士)もの軽く、テンポを取れる優秀なカードがローグの強さを支えています。
レアのカードも結構強く(Sl2諜報員,ダークアイアンのスカルカー等)隙がありません。エピックは全ヒーロー屈指の弱さですが横の中立取ればいいです。

また、ヒーローパワーは使いどころが無くても貯めておくことが出来る上に1回使うと1点を2回飛ばせるというアリーナにおいて最強の物。ローグと他のクラスが1回ずつヒーローパワーを使うだけでローグ側にテンポ有利が出ると考えるとその強さがわかると思います。
他のヒーローパワーとは全然違うヒーローパワーなので無闇に顔を殴ったりは控えたほうが良いでしょう。ローグのヒーローパワーはメイジやドルイド等と違い、1点を2回ストックする効果です。ある程度意味のあるところで1点を振り分けることを意識するのが吉です。

弱点はヒーロパワ―で当たるとヘルスが減ること、終盤に弱いことです。当たり前ですね。
ただ、実際に後半で双方がヒローパワ―を使い合う展開になった時にローグのヒーロパワ―はとても弱いです。どうせマナが余るので1回使って2回分ストックが貰えるメリットは存在しなくなっているのに装甲1も何もないですからね。
終盤に弱いというのは、ローグのカードでバリューを得れるカードが少ないということです。
長いゲームになった場合、序盤の貯金(相手の減ったヘルス)で押し切れるかどうかが焦点で、がっぷりと組みあうことは出来ません。中立の遅い強いミニオンを多く確保できていたらその限りではないのですが、あまりそうなることは多くないように思います。

このあたりの特徴からローグはゲームを終わらせるターンをある程度意識してプレイする事が重要になります。ある程度の裏目が存在してもゲームが長引いてしまうトレードを避けることがそれなりにあります。
また、基本的に序盤のボード争いでは有利になるのでボード有利な時に強いカードの点数が上がります(例:アイスレイジャー)。

ボーナスのかかっている2枚はあまり強いカードではありませんが、びっくりするほど弱いカードでもありません。普通って感じですね。
ボーナスが強くなくても強いヒーローであるということは、新拡張が出ても、新規カードがあまりに酷くない限り強いクラスで有りつづけるということです。
ですので、これからのアリーナをやる場合でもローグについて学んでおいて損はありません。ローグをしっかり使えるかどうかでアリーナの平均勝数は大きく変わってきます。

次はウォーロックです。